既存木造住宅の耐震助成金制度

2008年8月22日 13:35

　既存木造住宅の耐震助成金制度

　（耐震診断業務＋耐震補強工事）

　既存木造住宅（昭和５６年以前に建てた住宅）の耐震補強

工事で都内２０区の助成金制度について各区に廻り、気づい

たことは、区によってかなりのバラツキがあったことです。

　第１に助成金の額ですが、区によって２００万円～１５万円と

かなり幅があることです。また、６５歳以上の高齢者等しか助

成しないという区もありました。

　第２に地元の建築業者を優先する区が耐震診断業務では

２０区中６５％もあったことです。他の区の建築業者では耐震

診断業務は助成の対象にならないことになります。

　第３に人命最優先を考え、多少の法令違反は、やむを得な

いとする区と違反は認めない（違反のある既存住宅は耐震補

強費の助成金を出すことはできない）とする区がありました。

　以上、自治体によって考え方にかなり差があるため、利用に

あたっては、事前に入念な打合せが必要であると思われます。

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